2025年4月9日更新。
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こんにちはブログ管理者アッキーです。訪問ありがとうございます
現在ブログのメンテナンス中で新記事を休止中ですが、先日メロンの生産量が日本一の場所、茨城県常総市に行ってきました。そこで今回は関東鉄道常総線の沿線にあるスポットや、常総線のお得きっぷなどがあるか調査しました。
関東鉄道常総線については以前真岡鐵道の名所巡りの過去記事、常総線・真岡鐵道お得きっぷの回で登場しました。しかし、ここの記事では常総線についての紹介はほとんどしませんでした。常総線沿線にも名所があるのか、名所巡りにお得なきっぷについても調べてみたので紹介します。
目 次
地域のふれあい路線 都内へのアクセス良好
常総線は茨城県の取手駅と下館駅を結ぶ、関東鉄道の路線で開業は1913年11月。観光列車というよりも通勤通学など沿線住民が中心に利用している路線のようだ。沿線の風景をみると、緑広がる田園地帯を単線で走るためローカル線というイメージが強い。非電化で1両で走る姿がのどかな雰囲気を醸し出す。
関東鉄道常総線の情報はこちらをご覧ください🔽

関東鉄道常総線の駅の路線図は下記のようになっている。

関東鉄道常総線の東京方面に向かう乗継列車には守谷駅でつくばエクスプレス、取手駅で常磐線など比較的アクセスが良いため常総線沿線も住宅が広がっている。水海道から守谷でつくばエクスプレスに乗換えれば、秋葉原まで1時間弱で行けるので、十分に通勤圏だ。水海道駅以北は、都心から遠くなるに連れ田園地帯が増え、地方の風景が広がる。下館から先は過去記事でも紹介した通りSLなども運行する観光列車に接続する。
観光地としての地名ではあまり聞かないような駅ばかりであるが、常総線のホームページには主だった見どころなどが紹介されている。鉄道情報のページに「てくてくマップ」といった歴史や文化、自然やグルメなどのスポットを歩いて巡るコースが紹介されている。
ここのページで紹介されている、「常磐線各駅から気軽にウォーキングできる多彩なコース」常総線沿線の「魅力あるスポット」を行ってみた。駅は水海道駅から石下駅の区間。それぞれの駅から歩いて名所巡りをするウォーキングコースになっているが、時間がかかるので主要な名所を調べて散策することにした。
常総線の穴場スポットを探索
1.鬼怒川・小貝川の水運の街の歴史散策
[水海道駅 水運の街ワクワクコース]
徒歩距離11km 所要時間2時間16分
水海道駅
🚶♂️➡️徒歩5分
二水会館
🚶♂️➡️徒歩6分
絵画の道
🚶♂️➡️徒歩10分
五木田邸レンガ蔵
🚶♂️➡️徒歩15分
安養寺・不動尊
🚶♂️➡️徒歩30分
飯沼弘法寺
🚶♂️➡️徒歩10分
法蔵寺(累の墓)
🚶♂️➡️徒歩60分
水海道駅
水海道駅のスポット歩きは11kmを2時間16分で歩くコースだ。この内千姫菩提寺である飯沼弘法寺と重要文化財の二水会館を訪れてみた。
二水会館は大正2年水海道町役場庁舎として建てられた。当時は文化、経済の交流の要であった鬼怒川の水運が鉄道に変わり、地域が発展する時期に地元の職人の手によって造られた西洋風デザインのホールを主とした建物だ。正面の間口11メートル、奥行き7.2メートル、天井高4.4メートルの大空間を持つ中央ホールは実際は平屋であるが、外観は窓を上下二段に配し、間に同蛇腹を廻して二階風に造られている。
▼鬼怒川・小貝川の二河川に因んだ登録文化財二水会館

北側に和室(4.5畳)廊下、和室(8畳)が和風のデザインで横一列に並んでいる。南側が洋風、北側が和風という二重構造は接客としての和館をもつ、明治期の邸宅や応接室を洋室とし、その他は和風で構成される大正期の文化住宅などの住宅建築と同様のものである。

鬼怒川の水運で栄えた水海道には、千姫菩提寺である飯沼弘法寺に代表される古刹が多く点在し、千姫にちなんだ釜飯や和菓子などに代表される名物が多い地である。千姫というのは徳川家康の孫で2代将軍の秀忠の子である。弘法寺か1414年創建されたと伝えられ、千姫が深く帰依し、菩提寺と定め本堂や鐘楼の再建に多大な寄進をされた。本堂奥には千姫墓所があり遺言に従い遺骨の一部が納められている。
▼千姫菩提寺である飯沼弘法寺。徳川家康の孫千姫が眠る墓。

▼快速列車の停車駅水海道駅。
駅前はそれなりに飲食店などが立ち並び駅ロータリーも広々としている。平日の通勤通学時間ではないためか駅前といっても人通りが少ない。
向こう口にはホテルルートインがあり、跨線橋をk渡って行けるようになっている。

駅にはキハ5010形と5020形電車が停車しており発車を待っている。

水海道駅近くの踏切で撮影した動画です。
2.平将門ゆかりの地を巡る
[石下駅 戦国ロマンコース]
徒歩距離7.2km 所要時間2時間
石下駅
🚶♂️➡️徒歩10分
豊田城
🚶♂️➡️徒歩15分
西福寺
🚶♂️➡️徒歩10分
東弘寺
🚶♂️➡️徒歩45分
将門公苑
🚶♂️➡️徒歩25分
興正寺
🚶♂️➡️徒歩15分
石下駅
石下駅のスポット歩きは7.2kmを2時間で歩くコース。石下は平安時代の武将平将門ゆかりの史跡が多く残る地域だ。歴史と文化の街では豊田城と将門公苑を訪れてみた。1370年ころ垣武平氏一族の、豊田氏12代善基によって築城された。元々の城は小貝川の長峰橋近くにあったが、河川改修により消滅した。
▼豊田城。天守閣の高さは48.5mあり日本で2番目に高いお城だ。

現在の天守は1992年に豊田城を再現した5層7階建てに展示施設「地域交流センター」としてオープンした。地域の歴史産業、更には長塚節の展示コーナーがあり、1〜2階は多目的ホールと図書館になっている。

中は地域交流センターで、郷土作家の長塚節の作品や、地域と歴史を紹介した展示品を見学することができる。入館料は大人400円。定休日は月曜日(祝日の場合は翌日)筆者が訪れた日は残念ながら休館日であった。

長塚節(ながつかたかし)は明治12年茨城県国生村に生まれ、正岡子規門に入り根岸短歌の馬酔木に短歌、歌論、写生文を発表文学的基盤を築く。ホトトギスに短編小説を発表。夏目漱石の推輓で朝日新聞に土を掲載。明治44年に喉頭結核となり短歌が復活し病中の雑詠と鍼の如くが作られる。評価の高い書簡を多く残した。九州大学院で36歳で客死した。
▼長塚節の像。郷土の歌人の銅像が城の入口に立っている。

将門公苑は豊田館跡に造られた小公苑。豊田館は将門が生まれ育った場所。平将門の一代記の巨大な記念碑と日展参与宮地寅彦作平将門の銅像が建っている。
▼将門公苑 豊田城跡の記念碑が建てられている。

将軍一代記の碑石。中央に平将門公出陣、風と雲と虹とのNHK大河ドラマで将門は、豊田の小次郎として活躍するがここを舞台にして活躍した絵が描かれている。右側が豊田城址と平将門公示事蹟。左側が史跡向石下城址。豊田城がこの場所に建てられたいきさつが書かれている。詳しくはここに書かれている説明文をお読みください。

平将門公像。

春になると桜が咲き誇り、地元では隠れたスポットとして知られている。

将門公苑に隣接しているこの建物は法輪寺の本堂のようだ。

石下駅は快速列車の停車駅。

駅はかなりローカル色あるノスタルジックな駅。

駅員も不在で無人駅。

バスの停留所があるが1日に数本しかない。

一応駅前にはホテルが建っている。
