どこかにビューーンで飯坂温泉宿泊 地酒飲み放題旅

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花水坂駅から飯坂温泉駅まではひと駅。歩いて行ける距離であるが、飯坂線に乗って飯坂温泉駅に向かう。

ホームから階段で上がり駅は地上にある。

駅の下は摺上川が流れており、十綱橋と言う歴史ある橋が架かっている。山形鋼と言われる断面が、アルファベットのL字型の鋼材を組み合わせた、ブレースドリブアーチと垂直材からなる繊細な外観が特徴の、国内現存最古級の鋼製アーチ橋である。

十綱橋。摺上川に架かる橋で国の登録有形文化財。

十綱橋(とつなばし)の名前の由来は、平安時代末期、この地に藤つるで編んだ吊橋が架けられていた。1189年大鳥城主佐藤元治は、義経追討の鎌倉勢を迎え撃つためこの橋を自らの手で、切り落としを10本束ねて綱とし、石那坂の合戦に赴いた。その後は両岸に綱をはり舟をたぐる「とつなのわたし」にたよったが、摺上川はたびたび氾濫する川で、舟の往還にも苦慮した。1873年にアーチ式の木橋が架けられたが、1年ほどで倒壊。その後10本の鉄線で支えられた吊橋が架けられ、十綱橋と名付けられた。

宿泊先のホテルは歩いても20分ほどの場所にあるが、まだ12時なので飯坂温泉の街を散策する。

飯坂温泉の主要施設の案内図により旧堀切邸や鯖湖湯なども見学しに行こう。

飯坂温泉は福島県を代表する温泉地であるが、旅館などの建物の老朽化や、湯量が減少したことによる影響で、宿泊施設も閉館し全盛期の3分の1になってしまった。震災やコロナの影響もあり、観光客も最盛期の4分の1になってしまったようだ。

休日だと言うのに温泉街の人通りが少ない。

温泉地らしくところどころに足湯がある。

旅館の建物がレトロだ。

共同浴場鯖湖湯。日本最古の木造建築共同浴場。1689年に飯坂に訪れた松尾芭蕉もこの湯に入ったと言われている。

昔日本武尊が東征の折、病に倒れ鯖湖湯に湯浴して平癒した伝説がある。明治時代には、東京帝大の丹波敬三博士による鯖湖湯の湯質の分析・日本の総合病院の創始者松本良順による、温泉治療の評価・真鍋恭一郎のラヂュウムの含有発見等、鯖湖湯は昔から薬湯の名声を遺憾なく発揮して現在に至る。

鯖湖湯に寄り添うように佇む鯖湖神社。横にはお湯かけ薬師如来が鎮座している。

お湯かけ薬師如来様にお湯をかけ、身体の不具合のところをさするかなでるかして、薬湯の鯖湖湯に入浴すれば、効能はさらに上がると言われている。

お昼ごはんをこちらのお蕎麦屋さんに入る。旅館も営んでいるようで、2階が客室になっている。外に出ているメニューの蕎麦や定食の値段が妙に安い。

小鉢が三品ついた蕎麦定食を頼んだ。これで800円というので安くてびっくり。小鉢の煮物が素朴で美味い。蕎麦もこの値段だと思えないほど、風味や食感が良かった。

蕎麦を食べた後はすぐ近くにある江戸時代から続いていた、豪農・豪商の旧堀切邸を見学する。

旧堀切邸。1775 年建築の県内に現存する、最古の歴史的価値の高い建物。

旧堀切邸は江戸時代から続いていた、豪商・豪商を補修・復元・復原・一部新築により整備し、飯坂温泉の観光交流拠点として、平成22年5月に開館した。敷地面積は4,000㎡(1,230坪)あり、明治13年には現在の約2倍以上あったと伝えられている。当時からあった建物は、表門・主屋・土間蔵・井戸小屋などで、ほかの建物は新築となっている。

当時から残る旧堀切邸の表門。

堀切家は1578年に梅山太郎左衛門菅原治善が、若狭国から当時の上飯坂村に移住し、名を若狭と改め、川跡田畑町歩(39,700㎡)あまりを開作し、農業・養蚕に力を入れていった。また、村を流れる赤川がたびたび氾濫し被害が出るため、堀を切って赤川流れを変え、埋め立てた場所を田圃や宅地にしたことから、ここの地を堀切と呼ぶようにした。

江戸時代堀切家は大庄屋として財力を蓄え、飢餓時の農民救済などの地域経済に大きく貢献した。

主屋は1880年の火災によって焼けてしまい、翌1881年に再建された近代和風住宅。建坪は84坪あり、主な部屋数は9部屋となっている。被災後の応急的な普請であったにも関わらず、屋根は天然石のストレート葺きであり、天井も高く、座敷飾りなどの造作も入念で、天窓採光などにも工夫のあとが見られる。

主屋の間取り。

部屋は畳敷きで皆広い。

薬師如来とは、大乗仏教における如来の一尊。無名の病を治す薬を与える医薬の仏として、現世利益をもたらす如来として信仰を集める。飯坂温泉には鯖湖薬師・波来薬師が祭られており、他の温泉地でも薬師如来が祀られているところが多い。

主屋に併設する形で新蔵・中の蔵・道具蔵がある。

新蔵。1887年頃の建築と推定。衣類や什器等を格納する蔵。外壁の黒塗りは戦時中の迷彩色と言われている。

中の蔵。1880年の火災前の建築で、火災後に小部屋を改造した跡が見られる。1階は蔵座敷で中央に耐火金庫がある。

道具蔵。明治13年の火災前の建築物。1階には什器類や農作物に使用された道具が。2階には布団等の収納に使われていた。

十間蔵は1775年に建立された蔵で、桁行が10間(約18mある)主に米蔵として使われていたが、時代によっては酒蔵などにも使用された。建立年代が判明するものとして、福島県内最大最古の土蔵であり、平成19年に福島市の有形文化財に指定された。

旧堀切家米蔵(十間蔵)。旧堀切邸の広い屋敷の中央に位置し、棟を南北に向けて建つ二重屋根式の大型の土蔵である。

北端に接続する百姓溜も有形民俗資料として見るべき点があり、併せて保存した。

百姓溜まり。北端に接続する百姓溜も有形民俗資料として見るべき点があり、併せて保存した。

飯坂温泉源泉掛け流しの足湯・手湯などもある。

さっそく入ってみる。お湯の出どころは熱湯で入れないが、少し離れたところなら丁度良い湯加減だ。

招きねこに、餌付け体験ができるということなので挑戦してみる。

うちに住みついた猫をモデルに色付けした。

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