

こんにちはブログ管理者アッキーです。訪問ありがとうございます\(^o^)/
1泊2日で南会津と日光の旅、観光レポート2日目です。1日目は大内宿やその周辺を散策。湯西川温泉に宿泊し、2日目は日光東照宮や中禅寺湖周辺を観光しました。
▼日光東照宮。徳川家康を東照大権現という神として祀る神社。

▼龍頭の滝。二つの滝が龍の髭に見える。紅葉の時期になると滝と紅葉のコラボによるコントラストが美しい景観を織りなす。

日光東照宮の公式ホームページです🔽

翌日は朝から日光東照宮を観光する。雨が降っていたが、すぐに止むという予報。日光には何回も訪れたが、日光東照宮は小学校の修学旅行以来。日光山輪王寺は奈良時代に創建された大本山で、お堂や塔など社殿群の総称で、日本の社寺として世界遺産に登録されている。現在の社殿群のほとんどが1636年に建て替えられたもので、国宝の陽明門など55棟はわずか1年5ヶ月の工期で完成した。
日光山総本堂輪王寺三仏堂。本堂は東日本の中では、最も大きな木造の建物で平安時代に創建された。

現在の建物は1645年3代将軍家光公によって建て替えられた。重要文化財。

三仏堂の内陣には、千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音という3体の大仏様と薬師如来・阿弥陀如来・釈迦如来という掛仏の2組の三尊仏がご本尊様として祀られている。

重要文化財石鳥居。1680年に筑前藩主黒田長政奉納。鶴岡八幡宮、八坂神社とともに、日本三大石鳥居と呼ばれている。

五重塔は1650年現在の福井県、若狭の国小浜藩主酒井忠勝公によって奉納されたものである。火災により消失したが、1818年に再建された。

重要文化財表門。東照宮最初の門で両側には仏教の守護神仁王像が安置されている。

日光東照宮には様々な彫刻があるが、有名な見ざる、言わざる、聞かざるの三猿。重要文化財神厩舎には猿の彫刻が8面あり、子ども頃から結婚までの一生がストーリーになっている。

廻転灯籠。オランダからの奉納。上部にある御紋が全て逆さになっていることから、逆紋の廻転灯籠と呼ばれている。
それにしても月曜日だというのにすごい観光客。

国宝陽明門。高さ11m日本を代表する最も美しい門。いつまでも見ていたいという思いで「日暮の門」とも呼ばれている。故事逸話、子どもの遊び、聖人賢人など508の彫刻でおおわれている。屋根の上には鬼瓦、軒下には後水尾天皇の御宸筆を象った御神号の扁額が掲げられ、その両脇に麒麟が配されている。

陽明門の12本の柱はグリ紋呼ばれる渦巻文様が刻まれている。背面にある地紋が逆さになっている魔除けの逆柱は、物事が完璧であるとかえって魔がさすとの考えから、故意に形を崩したものだ。
魔除けの逆柱と呼ばれる柱は、門の北面の右から2本目だけ、その紋様が下向きになっていて、陽明門建築の際、崩落を防ぐために施されたものと考えられている。

平安貴族の随身像。仁王像や狛犬と同様に社を守護する像と言われている。

重要文化財祈祷殿。結婚式や初宮などのご祈祷が行われる。

重要文化財神輿舎。中央に徳川家康、右側が伊達政宗、左側に源頼朝の3基の神輿が納められている。

重要文化財神輿舎。屋根は入母屋造。上に千鳥破風をつけ、正面に軒唐破風で下に虎の彫刻を施している。
重要文化財三神庫。上神庫・中神庫・白神庫を総称して三神庫と言い、祭事で使う馬具や装束類などの道具が保管されている。上神庫の屋根の下には想像の象の彫刻が施されている。

重要文化財の附・鉄灯籠。仙台藩主伊達政宗よりの奉納。ポルトガルから鉄材を運んで鋳造した。灯籠の竿の部分に藤原朝臣政宗の銘がある。121基の灯籠が現存する。

薬師堂(本地堂)。1636年創建、御本尊は薬師如来像。薬師堂にはヒノキ板が34枚はめ込まれた鏡天井があり、狩野永真安信によって描かれた、巨大な龍の水墨画風の絵がある。龍の顔の下で拍子木を打つと、鈴を転がしているような、龍の鳴くような声が聞こえる。龍の顔の下から離れると共鳴しないが、それは偶然に発見したといわれている。

国宝唐門。陽明門をくぐると現れる。構造手法は、新新卓抜で江戸時代の参拝基準となった門で、ここから昇殿できる者は将軍に拝謁できる身分の、家臣や大名に限られていた。構造は奇抜であり、優れた手法で屋根は四方唐破風、門全体は胡粉摺りで白く塗られ、柱や扉は東南アジアから輸入した寄木細工。柱には昇龍・降龍彫刻が施されている。

重要文化財坂下門。奥社へ通じる参道の入り口の門。江戸時代奥社には将軍家のみ参拝できた。天井には長寿を表す菊の彫刻が施されている。

国宝眠り猫。牡丹の花に囲まれ、日の光を浴びうたたねをしているところから、日光に因んで彫られたと伝えられている。

裏面にはスズメの彫刻が施されている。

重要文化財奥社鳥居。創建当初は木造であったが後に、石造とされ1650年に唐銅製の鳥居となった。この先奥社への参道につながる。

重要文化財石狛犬。松平右衛門大夫正綱・秋元但馬守泰朝よりの寄進。両者は家康公の遺臣であった。

奥社参道。回廊から奥社に至るまでの石段は207あり、長い石段は東照宮の建築の見どころの一つ。階段は一段ごとに一枚石が用いられ、傾斜の部分の石柵は、笠も柱も土台も一枚の石をくり抜いて作られている。冬の凍結で防止を考慮したものと考えられている。

重要文化財奥社拝殿。1617年創建。御宝塔に参拝する為の社殿で、将軍のみ昇殿参拝を許された。建物全体が、黒漆が塗られた銅や、真鍮で包まれ毛彫が施されている。

重要文化財鋳抜門。門の前で墓前を警護する狛犬の2体の像。門の左右の上部には蜃という伝説の生き物の彫刻がある。

重要文化財奥社宝塔。この宝塔の下で家康公が眠っている。ここが徳川家康公のお墓だ。

日光東照宮の社殿やお堂を、すべて見終わった頃には雨も上がっていた。駐車場の近くには美しい景観の庭園が広がっていた。

