北総鉄道 北総線1日乗車券で途中下車の旅

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2.男はつらいよ寅さんの舞台近くの新柴又駅

京成高砂駅の隣駅は、映画「男はつらいよ」の舞台がある最寄り駅、新柴又駅。北総線の沿線情報によると、新柴又駅の名所は柴又帝釈天で徒歩13分。しかし柴又帝釈天に行くなら、京成金町線の柴又駅の方が参道を歩いて3分ほどで行けるから、東京方面から行くには新柴又駅ではちょっと不便だ。

帝釈天。日蓮上人が自ら刻んだ板仏が本尊になっており、江戸時代から帝釈天の名で親しまれている。

年始にお参りに行ってきた画像だが参拝客でいっぱいだった。拝殿にお参りするのも行列が出来ている。

山本亭は、地元ゆかりの山本工場(カメラ部品製造)の創立者である山本栄之助翁の自宅であった。関東大震災後、この場所に移り住み、以後4代にわたって使われていたものを、昭和63年に葛飾区が取得し、平成3年4月から一般に公開。建築様式は伝統的な書院造りと、洋風建築を包括した木造二階建の家屋で、大正ロマンと昭和初期の時代を反映している。新柴又駅から徒歩13分。

▼山本邸。有形文化財でありながら抹茶やぜんざい、コーヒーなど飲食も楽しめる。

ここを抜けると寅さん記念館がある。映画「男はつらいよ」で、実際の撮影に使用したセットが大船撮影所から移設され、撮影風景を再現し、映画で一世を風靡した男はつらいよの世界が繰り広げられている。新柴又駅から徒歩10分。

葛飾柴又寅さん記念館。柴又公園内の葛飾区観光文化センターに併設された記念館。

3.江戸川を渡ると千葉県に突入松戸市の沿線情報

北総線の東京都の駅は新柴又駅までで、この先江戸川を渡り千葉県に入る。千葉県最初の駅は矢切駅だ。ここは松戸市下矢切と帝釈天のある柴又を結ぶ渡し船。江戸時代から続く水運物流の渡し船は、現在観光のための渡し船として運行している。矢切駅から徒歩24分。

▼矢切の渡し。江戸時代初期から続く、江戸川の風情が楽しめる渡し船。

昭和の杜博物館は、昭和の時代に活躍した国内外のクラシックカーや、子どもに人気だったブリキのおもちゃなどが展示されており、昭和時代を過ごしてきた人には懐かしく、昭和時代を知らない世代にも楽しめる、昭和にタイムスリップしたような感覚に陥るレトロな博物館。秋山駅から徒歩14分。

昭和の杜博物館。館長が昭和の乗り物・雑貨など20年かけて集めた懐かしいコレクションが展示されている。

秋山駅の次の駅、東松戸駅はJR武蔵野線の乗り換え駅。都心へのアクセスも良く、羽田空港や成田空港に行くにも便利な駅。

東松戸駅。駅周辺はゆいの花公園や、東松戸公園など緑が多く自然豊かな街。

4.船橋・印西市の観光スポット検索

残念ながら筆者が画像で紹介できるのはここまでの駅である。この先は北総線の公式サイトなどから参照して主な沿線スポットを調査してみたい。

市川の中世以降の歴史・北部台地の生活・行徳の塩づくり・郷土コーナーの4区画に分け遺跡や昔の生活道具・資料が展示され歴史や文化を学べる。入場無料。

市川から出土した器物などを時代別に展示し、原始、古代人の生活を解説している。入場無料。

レッサーパンダなど60種類の動物を飼育展示している。モルモットやヤギなどに触れ合うことができる。

市川動植物園の中に併設され、市内に生息する植物・地形・地質がわかりやすく展示されている。入館無料。

園内には子どもが楽しめる、ローラー滑り台やアスレチック遊具がある。染井吉野が約200本有り、花の季節には多くの花見客が訪れる。蒸気機関車や海上自衛隊の航空機が展示されている。

アンデルセン生誕の地オーデンセ市と船橋市が姉妹都市となったことを記念して作られた。メルヘンの丘風車の高さは16.5m。

奈良時代の僧・行基が開祖と言われ、国の重要文化財に指定されている銅造不動明王立像が阿弥陀三尊とともに祀られている。

簡素な小仏道の内部には極彩色の厨子が安置され、内陣・外陣に区分された室町時代の寺院建築の特色を出し、1934年国の重要文化財に指定された。

平安時代の初期の建立になる天台宗のお寺で、室町時代後期に今の場所に移り地名の和倉•小倉から泉倉寺の名称になった。県の重要文化財に指定された鎌倉初期の木造延命地蔵尊が安置されている。

室町時代中期に建立。ご本尊の薬師如来を祀る厨子・棟礼とともに国の重要文化財に指定されている。

奈良時代の松虫姫伝説ゆかりのお寺。ご本尊は平安後期に僧行基によって作られた、木造七仏薬師で国の重要文化財に指定されている。

北総線沿線は緑が多く歴史的建造物が豊富

1.1日乗車券で沿線観光スポット巡り

北総線の沿線は緑が多い公園や、自然観察ができる動植物園などがありファミリーに楽しめるスポットであるが、歴史的建造物も多く、博物館や資料館など歴史や文化が学べる。途中下車して、町並み散策が楽しめそうである。今度沿線観光して改めて記事を公開しますが、その時に巡る名所を考えて、北総線の途中下車するコースを決めたいと思います。途中下車する駅間の所要時間と通常かかる運賃を表記しておきます。

このように乗車した場合、通常運賃は2,480円。北総線1日乗車券が1,000円なので1,480円もお得だ。元々通常運賃が高いからかもしれないが、1日乗車券を買えば割安な金額で沿線巡りができそうである。電車に乗車している時間は約1時間。5つの駅で途中下車し、訪れる名所は7〜9カ所ほどにして、1つの駅で60分〜90分ほどの見学時間にすれば1日で沿線観光が楽しめる。是非このようなコースで沿線巡りをしてみたい。

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京成線のお得な下町日和きっぷの過去記事です。

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