こんにちはブログ管理者アッキーです。訪問ありがとうございます\(^o^)/
現在ブログのメンテナンス中で新記事を休止中ですが、先日メロンの生産量が日本一の場所、茨城県常総市に行ってきました。そこで今回は関東鉄道常総線の沿線にあるスポットや、常総線のお得きっぷなどがあるか調査しました。
関東鉄道常総線については以前真岡鐵道の名所巡りの過去記事、常総線・真岡鐵道お得きっぷの回で登場しました。しかし、ここの記事では常総線についての紹介はほとんどしませんでした。常総線沿線にも名所があるのか、名所巡りにお得なきっぷについても調べてみたので紹介します。
目 次
地域のふれあい路線 都内へのアクセス良好
常総線は茨城県の取手駅と下館駅を結ぶ、関東鉄道の路線で開業は1913年11月。観光列車というよりも通勤通学など沿線住民が中心に利用している路線のようだ。沿線の風景をみると、緑広がる田園地帯を単線で走るためローカル線というイメージが強い。非電化で1両で走る姿がのどかな雰囲気を醸し出す。
関東鉄道常総線の情報はこちらをご覧ください🔽
関東鉄道常総線の駅の路線図は下記のようになっている。
関東鉄道常総線の東京方面に向かう乗継列車には守谷駅でつくばエクスプレス、取手駅で常磐線など比較的アクセスが良いため常総線沿線も住宅が広がっている。水海道から守谷でつくばエクスプレスに乗換えれば、秋葉原まで1時間弱で行けるので、十分に通勤圏だ。水海道駅以北は、都心から遠くなるに連れ田園地帯が増え、地方の風景が広がる。下館から先は過去記事でも紹介した通りSLなども運行する観光列車に接続する。
観光地としての地名ではあまり聞かないような駅ばかりであるが、常総線のホームページには主だった見どころなどが紹介されている。鉄道情報のページに「てくてくマップ」といった歴史や文化、自然やグルメなどのスポットを歩いて巡るコースが紹介されている。
ここのページで紹介されている、「常磐線各駅から気軽にウォーキングできる多彩なコース」常総線沿線の「魅力あるスポット」を行ってみた。駅は水海道駅から石下駅の区間。それぞれの駅から歩いて名所巡りをするウォーキングコースになっているが、時間がかかるので主要な名所を調べて散策することにした。
常総線の穴場スポットを探索
1.鬼怒川・小貝川の水運の街の歴史散策
[水海道駅 水運の街ワクワクコース]
徒歩距離11km 所要時間2時間16分
水海道駅
🚶♂️➡️徒歩5分
二水会館
🚶♂️➡️徒歩6分
絵画の道
🚶♂️➡️徒歩10分
五木田邸レンガ蔵
🚶♂️➡️徒歩15分
安養寺・不動尊
🚶♂️➡️徒歩30分
飯沼弘法寺
🚶♂️➡️徒歩10分
法蔵寺(累の墓)
🚶♂️➡️徒歩60分
水海道駅
水海道駅のスポット歩きは11kmを2時間16分で歩くコースだ。この内千姫菩提寺である飯沼弘法寺と重要文化財の二水会館を訪れてみた。
二水会館は大正2年水海道町役場庁舎として建てられた。当時は文化、経済の交流の要であった鬼怒川の水運が鉄道に変わり、地域が発展する時期に地元の職人の手によって造られた西洋風デザインのホールを主とした建物だ。正面の間口11メートル、奥行き7.2メートル、天井高4.4メートルの大空間を持つ中央ホールは実際は平屋であるが、外観は窓を上下二段に配し、間に同蛇腹を廻して二階風に造られている。
▼鬼怒川・小貝川の二河川に因んだ登録文化財二水会館
北側に和室(4.5畳)廊下、和室(8畳)が和風のデザインで横一列に並んでいる。南側が洋風、北側が和風という二重構造は接客としての和館をもつ、明治期の邸宅や応接室を洋室とし、その他は和風で構成される大正期の文化住宅などの住宅建築と同様のものである。
鬼怒川の水運で栄えた水海道には、千姫菩提寺である飯沼弘法寺に代表される古刹が多く点在し、千姫にちなんだ釜飯や和菓子などに代表される名物が多い地である。千姫というのは徳川家康の孫で2代将軍の秀忠の子である。弘法寺か1414年創建されたと伝えられ、千姫が深く帰依し、菩提寺と定め本堂や鐘楼の再建に多大な寄進をされた。本堂奥には千姫墓所があり遺言に従い遺骨の一部が納められている。
▼千姫菩提寺である飯沼弘法寺。徳川家康の孫千姫が眠る墓。
▼快速列車の停車駅水海道駅。
駅前はそれなりに飲食店などが立ち並び駅ロータリーも広々としている。平日の通勤通学時間ではないためか駅前といっても人通りが少ない。
向こう口にはホテルルートインがあり、跨線橋をk渡って行けるようになっている。
駅にはキハ5010形と5020形電車が停車しており発車を待っている。
水海道駅近くの踏切で撮影した動画です。
2.平将門ゆかりの地を巡る
[石下駅 戦国ロマンコース]
徒歩距離7.2km 所要時間2時間
石下駅
🚶♂️➡️徒歩10分
豊田城
🚶♂️➡️徒歩15分
西福寺
🚶♂️➡️徒歩10分
東弘寺
🚶♂️➡️徒歩45分
将門公苑
🚶♂️➡️徒歩25分
興正寺
🚶♂️➡️徒歩15分
石下駅
石下駅のスポット歩きは7.2kmを2時間で歩くコース。石下は平安時代の武将平将門ゆかりの史跡が多く残る地域だ。歴史と文化の街では豊田城と将門公苑を訪れてみた。1370年ころ垣武平氏一族の、豊田氏12代善基によって築城された。元々の城は小貝川の長峰橋近くにあったが、河川改修により消滅した。
▼豊田城。天守閣の高さは48.5mあり日本で2番目に高いお城だ。
現在の天守は1992年に豊田城を再現した5層7階建てに展示施設「地域交流センター」としてオープンした。地域の歴史産業、更には長塚節の展示コーナーがあり、1〜2階は多目的ホールと図書館になっている。
中は地域交流センターで、郷土作家の長塚節の作品や、地域と歴史を紹介した展示品を見学することができる。入館料は大人400円。定休日は月曜日(祝日の場合は翌日)筆者が訪れた日は残念ながら休館日であった。
長塚節(ながつかたかし)は明治12年茨城県国生村に生まれ、正岡子規門に入り根岸短歌の馬酔木に短歌、歌論、写生文を発表文学的基盤を築く。ホトトギスに短編小説を発表。夏目漱石の推輓で朝日新聞に土を掲載。明治44年に喉頭結核となり短歌が復活し病中の雑詠と鍼の如くが作られる。評価の高い書簡を多く残した。九州大学院で36歳で客死した。
▼長塚節の像。郷土の歌人の銅像が城の入口に立っている。
将門公苑は豊田館跡に造られた小公苑。豊田館は将門が生まれ育った場所。平将門の一代記の巨大な記念碑と日展参与宮地寅彦作平将門の銅像が建っている。
▼将門公苑 豊田城跡の記念碑が建てられている。
将軍一代記の碑石。中央に平将門公出陣、風と雲と虹とのNHK大河ドラマで将門は、豊田の小次郎として活躍するがここを舞台にして活躍した絵が描かれている。右側が豊田城址と平将門公示事蹟。左側が史跡向石下城址。豊田城がこの場所に建てられたいきさつが書かれている。詳しくはここに書かれている説明文をお読みください。
平将門公像。
春になると桜が咲き誇り、地元では隠れたスポットとして知られている。
将門公苑に隣接しているこの建物は法輪寺の本堂のようだ。
石下駅は快速列車の停車駅。
駅はかなりローカル色あるノスタルジックな駅。
駅員も不在で無人駅。
バスの停留所があるが1日に数本しかない。
一応駅前にはホテルが建っている。
3.江戸時代にタイムスリップ坂野家住宅
常総線のページで紹介されていないスポットであるが、歴史がありそうな建造物があったので、立ち寄ってみた。江戸時代に建てられた地元の惣代名主的存在の坂野家の大型住宅。
広大な大地を敷地に豪農として発展した坂野家。まず始めに目にした光景は坂野家住宅の駐車場に植樹されていた桜の木。この桜の木は荘川桜と呼ばれ岐阜県荘川村の御母衣ダム湖に咲く樹齢500年といわれる桜。昭和35年御母衣ダム建設によって水没することになった照蓮寺・光輪寺の桜を憂う地元の人々がこの桜だけは救いたいと願い、枝や根を可能な限り切り落とした無残な姿となりながらも移植作業が行われた。移植の翌年桜は奇跡的に根付き生長した。
坂野家住宅の表示板から広大な庭園が広がり表門までの道が続く。
3000坪の広大な敷地として正面南に表門と塀を回している。この表門は本来武家屋敷に設けられるもので、当時の坂野家の格式の高さが窺える。座敷部の玄関は幕府派遣の役人専用とされ家人の使用は禁じられていた。
▼国の重要文化財指定されている坂野家住宅。
坂野家はこの地に住んでから500年と言われ、この地方の代表的な存在であった。1830年には二宮金次郎が疲弊した農村を再興のため来村し、村人に農業の仕法を施した。主屋の大半は18世紀のはじめ頃に造られた。昭和43年に主屋と表門が国の重要文化財に指定された。平成15年から主屋の保存修理が行われ、坂野家が最も栄えた江戸時代後期の姿に復元された。
▼茅葺きの表門から続く土塀などが国の重要文化財に指定されている。
平成10年には主屋と表門含む構造物が坂野氏より寄贈され市の所有となった。平成13年水海道風土博物館として一般開放を始めた。
入館料 :大人300円
この日は残念ながら休館日のため主屋の中の見学ができなかった。
当時の生活ぶりがよく再現されているため、NHK大河ドラマや時代劇など数々の映画やドラマのロケ地としても使われている。
坂野家住宅へのアクセス:最寄り駅は常総線三妻駅。3km近い距離があるので徒歩だと結構時間がかかる。
駅は当然無人駅だ。
線路は雑草が生えローカル線の雰囲気がいっぱい。
4.食のテーマパーク道の駅常総でメロンを堪能
近郊農業が盛んだと言われている常総市。米やキュウリなどの野菜、メロンや梨などの果物、茨城名産のさつまいもなど、都市の消費者向けに農作物を生産している。とりわけメロンは生産量日本一といわれ、2023年に開業した道の駅常総はメロンやメロンを使用したスイーツやメロンパンが人気だ。
▼2023年4月開業の道の駅常総。
道の駅常総は圏央道の常総ICから国道294号線に入ってすぐなので車で行くには便利。常総線だと三妻駅と南石下駅間にあり、線路は国道294号線と平行に敷かれており、のどかな風景が広がる田園地帯を単線が真っ直ぐに伸びている。
▼常総線三妻駅方面。左側に国道294号線が並行して通っている。
▼道の駅常総の屋外直売所で、メロンが安い価格で販売されている。
大きくカットされたメロンの試食ができる。
早速ひとつ試食させてもらう。甘くて瑞々しい。小さい方のメロンを買った。
店外の農作物の直売所では茨城県産のサツマイモを使ったスイーツのおやきが販売されている。
平日だというのに店内は多くの客で活気がある。直売所には農産物だけではなく鮮魚や加工品もどっさり。ベーカリーで売られているメロンパンは大人気。
茨城県の地酒もズラリと並ぶ。純米酒を買いました。
カニや海老、金目鯛の出汁で作った味噌汁の素が全て試飲ができる。
建物2階にある常総いなほ食堂は常陸牛、つくば鶏など茨城のブランド肉を使った定食や丼、海鮮丼や名産品のそばなど品数もボリュームタップリで豊富なメニューが揃っている。
常総線沿線を旅するならこのお得きっぷ
1.常総線が1日乗降り自由のきっぷ
常総線沿線を旅するのにお得なフリーきっぷを調べてみた。以前常総線・真岡鐵道線共通一日自由きっぷというフリーきっぷを紹介したが、このきっぷは真岡鐵道も乗れて2,300円というフリーきっぷだ。真岡鐵道を乗らないのなら常総線1日フリーきっぷという常総線内が1日乗降り自由のきっぷがある。
[常総線1日フリーきっぷ概要]
有効期間:1日
値段:大人2,000円 小人1,000円
利用日:土日祝日・年末年始・茨城県民の日
発売箇所:常総線券売機設置駅(取手駅~水海道駅間の各駅、石下駅、下妻駅、下館駅南口)
常総線の取手駅−下館駅間の運賃は1,540円。この区間を往復乗車するならフリーきっぷ利用で1,080円お得だ。だが常総線の一区間は150円か160円だから短い区間の乗降りは13回以上しなければ損だ。常総線沿線上の名所や見どころはそんなに多くはなく、しかもスポットと言われているところは駅から離れていて歩いて回ると時間がかかる。
今回紹介したスポット巡りを取手駅→水海道駅→三妻駅→石下駅と乗降りすると1,240円。帰りの石下駅→取手駅間が1,050円で合計2,290円で290円安いが紹介したコース巡りを全てするとかなり歩くことになる。歩いて散策するのが好きな方は是非チャレンジしてみてください。
2.つくばエクスプレスとのコラボきっぷ
[TX &常総ライン往復きっぷ 概要]
有効期間:2日
値段
秋葉原•御徒町
〜石下2,590円
〜下妻2,790円
〜下館3,090円
北千住
〜石下2,420円
〜下妻2,620円
〜下館2,920円
有効区間
つくばエクスプレス線内の発売駅(秋葉原駅・御徒町駅・北千住駅)〜守谷及び関東鉄道常総線の守谷〜石下・下妻・下館間1往復有効
発売箇所
「つくばエクスプレス線」秋葉原駅・新御徒町駅・北千住駅の自動券売機(発売時間:初電〜18:00)および案内カウンター
都内から訪れる方にはつくばエクスプレス線の駅から利用できる「TX&常総ライン往復きっぷ」がおすすめ。つくばエクスプレス線、秋葉原・御徒町・北千住⇔守谷間、常総線、守谷⇔石下・下妻・下館間が1往復利用可能な便利な往復割引乗車券が発売されている。
秋葉原駅−守谷駅間は片道840円。守谷駅−下館駅間は片道1,310円。この区間を往復すれば4,300円なので1,210円お得だ。ただしこのきっぷは途中下車した場合きっぷは無効になってしまうので、複数の駅で降りての沿線巡りができないので注意が必要だ。戦国ロマンコースの石下駅に訪れる場合、秋葉原駅からの往復利用なら3,200円で610円お得だ。
常総線沿線には、他にも探せばまだたくさんの穴場スポットがありそうです。穴場スポット発見に小さな旅に出かけましょう。
▼三妻駅ー南石下駅間の踏切で動画を撮影したのでご覧ください。
最近観光のためか高速道路が混雑している
こっちは仕事だっちゅうのに (-д`-#))) イライラ
🚗 🚐 🚕 🚚 🚌 🚙 🏎 🚗 🚐 🚕 🚚 🚌 🚙
~〜ノロノロ〜〜
紅葉のシーズンの時などは、都心から日光まで通常は2時間くらいで行けるのが3連休の時などは4時間半かかるとか
ふう〜 ε- (ーωー;)
何もこんな混雑する三連休に出なくても
観光名所は鬼混みだけど、埼玉県内の近隣でも紅葉が美しい景勝地や、あまり知られていない見応えのある穴場名所がある
◆岩槻城址公園
渋滞を回避して紅葉観賞に行ける 10月下旬くらいから落葉樹が色づき初め、11月には見頃を迎える 朱塗りの八つ橋が紅葉を引き立て、鮮やかで美しい風情ある景色を醸し出している
◆東郷公園秩父御嶽神社
信州木曽御嶽山を本山と仰ぐ、御嶽信仰の神社 秩父とは言っても飯能市であるから関越自動車道の強烈な渋滞には巻き込まれないが、鶴ヶ島ICまでの区間、多少の渋滞覚悟が必要 日本の海軍軍人東郷平八郎元帥を御祭神として祀り、銅像が建立されていることから東郷公園と呼ばれ親しまれている 東郷公園の敷地は15,000坪あり、東郷公園頂上に続く石段は368段 天気が良ければ頂上からの眺望が楽しめる 境内には所狭しと植えられた1,000本のモミジの木が赤く染まりその美しさが評判です 11月にはもみじまつりが開催され、演芸の披露や露店が立ち並び多くの見物客で賑わう
◆忍城(忍城址公園)
行田市にある忍城は映画「のぼうの城」が舞台になったお城 石田三成らによる水攻めにあった城として有名。
(`・ω・) 💦🏯💦 今でも公園内には水攻めがあった面影が残ってます
また周辺にはさきたま古墳群があり、日本一の規模を誇る円墳「丸墓山古墳」など、9基の大型古墳が残されています 周辺にある水城公園にもイチョウの木があり紅葉を楽しむことができる
◆水子貝塚公園
紅葉の名所というわけではないけど、富士見市にある水子貝塚公園 縄文時代前期(約5500~6500年前)を代表する貝塚として、国の史跡に指定されています その後、遺跡の保存と活用のため整備が行われ『縄文ふれあい広場 水子貝塚公園』として開園しました 公園に隣接した場所には、市内の遺跡から出土した考古資料を中心に展示している『水子貝塚資料館』があります(ホームページより)
ちょっとした知識や教養を身につけるのに楽しめ見学できます
遠くに行かなくても地元にも楽しめるところが結構あるね ♪(・ω・ )v
―近隣へ楽しい穴場の発見に出掛けようー
(;*-“-)どこ行くの!
ちょっと穴馬を探しにp🗞 ( ̄▽ ̄;) そこまで
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