角館駅に着いた。田沢湖への新幹線出発まであと5分。

角館から田沢湖は13分。全席指定だが盛岡まで立席特急券で乗車し、席が空いていれば着席も可能だ。しかし、この新幹線も満席。そして田沢湖駅に到着。

田沢湖は辰子姫と八郎太郎との恋物語のような「たつこ姫伝説」がある。この伝説を題材とした「田沢湖りゅうじんまつり」が7月に開催されている。

田沢湖が田沢潟と呼ばれていた頃美しい娘、辰子がいた。辰子はその美しさと若さを永久に保ちたいと、大蔵観音に百日百夜の願いをかけた。満願の夜に「北に湧く泉の水を飲めば願いがかなうであろう」とお告げがあり、辰子は泉が枯れるほど飲み続けた。時が過ぎ、気がつくと辰子は大きな龍になっていた。龍になった辰子は、田沢潟の主となって湖底深くに沈んでいった。

田沢湖駅はガラス張りの近代的な駅。

駅前は広いロータリー。

田沢湖畔に行くには乳頭温泉行きのバスに乗る。

田沢湖畔に到着。

遊覧船乗り場があり、この下に田沢湖を一望できるところがありそうだ。

瑠璃色の湖面の田沢湖は、水深423.4mの日本一深い湖だ。

小雪が舞い、風が強く寒い。遊覧船に乗っているもの好きはだれもいない。というか、こんな日に出船しないか。

しかし冬でも凍らない田沢湖。八郎太郎が辰子を訪ねて冬を過ごすため、八郎太郎が主の八郎潟は不在になり凍りつき、二人がいる田沢湖は冬の間も凍らないと伝えられているというのは、湖面を見ても間違いないようだ。

遊歩道を歩いてみる。

しかし大して風景は変わらない。寒いので田沢湖散策は早めに終える。

オフシーズンだからか観光客が誰もいない。そう言えばここで降りる客は自分以外誰もいなかった。

とりあえず次のバスが来るまでお土産店で時間をつぶす。

お土産店の外には秋田犬と比内鶏を飼育している小屋があり、100円で見学できる。しかし犬も寒いためか丸まって動かない。

こちらは比内鶏の小屋。

普通にニワトリ。特に見てて癒やされるとか美味そうとか思わない。


帰りはこのひっそりとしたバス停で田沢湖駅に行くバスを待つ。バスを待つ人は誰もいない。

田沢湖駅行き。今度は何人か降りていった。

田沢湖駅前にはお土産屋や飲食店が何店か並んでいる。

日本酒専門店があり、1杯110円で利き酒ができる。純米吟醸の地酒を買いました。

田沢湖から盛岡へ向かうのにこまちに乗車。この新幹線も満席だった。おそるべしキュンパス。
盛岡駅に到着。ここでは在来線を撮影するために観光ルートに入れた。

盛岡駅近くの踏切り。

遠くに見えるのが盛岡駅だ。

いわて銀河鉄道と東北本線のすれ違い動画をご覧ください。
盛岡駅在来線ホームで東北本線や釜石線などを撮影。7番線に釜石線の快速はまゆりが待機中。6番線は、はまゆり出発30分後に普通列車が出発する。

快速はまゆりは、1.2号車が自由席。この芸術的な3号車は指定席。赤い森をイメージしたラッピングトレイン。


快速はまゆりが盛岡駅を出る動画をご覧ください。
釜石線普通列車は、快速はまゆり出発30分後に出る、釜石線普通列車キハ100系。


田沢湖線とその下の画像は東北本線と釜石線。


いわて銀河鉄道線のホームは、新幹線や在来線のホームとは少し離れた場所にある。

いわて銀河鉄道八戸行き。

盛岡駅は17時50分はやぶさ38号だ。大宮まで2時間以内の所要時間。筆者がかつて営業部員時代大宮・盛岡間は3時間かかっていたが、すごくスピードアップしたね。

新幹線ホームにはやまびこも待機中。

帰りの新幹線も全席満席だった。おそるべしキュンパス。

今回の旅行は、「旅せよ平日たびキュンパス」を利用した、秋田みちのく日帰り旅。1万円で新幹線に自由に乗り放題でこれだけの旅行ができる。青春18きっぷで普通列車での旅行が面倒くさくなっちゃいそうですね。
武家屋敷見学は初めての経験で、新しい歴史の発見ができて楽しかった。この前は宿場町を観光し、歴史を存分に知ることができて、最近の歴史探訪には充実感があります。武家屋敷はこの他、金沢や会津にもあり、各地歴史文化を伝承した町並みや、特色あるミュージアムとして公開されています。歴史を知る旅に、少しはまって来ましたので、関連書なども読んでこれからも歴史巡りを充実していきたいと思います。
