宿場町探訪①中山道 馬籠宿を歩く

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坂道の宿場町馬籠宿

1.タイムスリップしたノスタルジックな街並み散策

馬籠宿は江戸日本橋から43番目の宿場町。岐阜県中津川市馬込にある宿場。今回はこの馬籠宿を観光してきたレポートを報告します。

馬籠宿は急斜面な坂道が続く石畳の宿場で、明治・大正の大火で江戸時代の建物は消失したが、住民が一丸となり町を再建し、町並み保存に尽力している。島崎藤村の故郷であることも知られ、妻籠宿とともに人気があり、多くの観光客で賑わう。

馬籠宿。石畳が敷かれた坂道に沿って建物が並ぶ宿場町。

かつては長野県木曽郡山口村に位置していたが、2005年に山口村の県境合併により岐阜県中津川市に編入された。石畳が敷かれた坂道に沿う通りの両サイドには、飲食店や土産物店があり、昔懐かしい建物を見ながら歩くことができる。

平日であるが、次々と観光バスが観光客を乗せてやってくる。

駐車場から見た風景。こちらもかなり高いところにいる。

馬籠宿は標高600mのようだ。

宿場町の坂の上まで登れば、恵那山などの美しい山々も一望できる見晴し台もあり、絶景が見渡せる。

中津川の名物である、五平もちや栗きんとんなどの食べ歩きもおすすめ。

五平もち。もちというより、つぶとつぶの固まりがご飯の食感。きりたんぽのような食べ物だが、こちらのほうが風味も歯ごたえも上のような感じ。甘じょっぱいタレももちに良くからみ美味しかった。

馬籠宿の入口付近。後方が上り坂で、馬籠宿の土産店や飲食店が両サイドに並ぶ。

今回この馬籠宿を歩いてみたので画像などで馬籠宿の町並みをご覧ください。

石畳が敷かれた急斜面な上り坂が続く。

ここの水路は下りになっていることから流れが急で、水車が回る水のせせらぎを聞いていると癒やされる。

坂道を登っていくと途中に藤村記念館がある。日本を代表する文豪島崎藤村の故郷であり、馬籠宿本陣跡の島崎藤村記念館は藤村の生家で、書斎なども展示されており、馬籠宿出身の藤村を知ることができる。

藤村記念館。馬籠宿本陣である、島崎藤村の生家跡に建つ文学館。

岐阜県中津川市馬籠にある藤村記念館は、明治・大正・昭和の三代にわたって活躍した文豪、島崎藤村の出身地、木曽谷の最南端にある文学館。当館では、『夜明け前』『嵐』などの作品原稿、遺愛品、周辺資料、明治大正詩書稀覯本コレクションなど約6千点を所蔵。常設展示室には処女詩集『若菜集』から絶筆『東方の門』までを展示しており、一巡すると藤村の生涯をたどることができます。(藤村記念館公式サイトより)

馬籠に境内を構える永昌寺。創建は1558年。島崎重綱が島崎家歴代の菩提寺として、開かれた寺。島崎家は日本の文豪島崎藤村の祖先。

永昌寺。本堂脇の観音堂には、木造阿弥陀如来座像が安置されている。

像は平安末期に製作されたものであるが、当時の小祠に安置されており、祠が荒れ誰も管理する人がいなくなり、永昌寺に移したとされる。同じく観音堂に安置されている木造聖観音立像は江戸時代に造られたものと伝えられ、木造阿弥陀如来座像とともに中津川市指定文化財に指定されている。

沿道には建物は食事処やお土産屋が並ぶ。

郵便局もレトロな建物。建物の中にはイスやテーブルが設置されており、散策の休憩スペースにもなっている。

東西南北に向ける交差点の標示板。

登ってきた道を振り返ると絶景が広がっている。だいぶ上まで上がってきた。景色が一段と絶景になる。

間もなく宿場町終点。

この先に展望台があるので、さらに上がってみる。

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