鉄道沿線RUN 南武線 登戸駅ー府中本町駅を走る

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東京競馬場。筆者は中山競馬場や浦和競馬場がメインなので、あまり府中には来ないから久しぶりに見た。

入場口の近くに中々魅力的な居酒屋が並んでいる。馬券を買ってここで一杯やりたいところだが、まだランニング中でレポートが残っているのだ。

東京競馬場のすぐ横に鎮座する安養寺。天台宗の寺院で、貞観元年の859年に慈覚大師によって開山されたと伝えられている。

安養寺。山門の前には金剛力士像が立っている。

本堂中央には、本尊秘仏弥陀三尊、御前立の木造阿弥陀如来坐像が安置されている。寺の寺宝文書類は、火災でほとんどが焼失した。本堂の前には、最澄の像。

龍の欄間彫刻が施されている。

こちらは観音堂。観世音菩薩がはためく先には、金竜山浅草寺観音の分体が安置されている。

観音堂の屋根の上には、JRAのマークとスタンドが飛び出して見える。寺と競馬場という中々見られない光景。

府中本町駅には東京競馬場につながる専用歩道橋があり、階段を上がっていく。

上に行くと、府中本町駅の中央口に出る。南武線と武蔵野線が乗り入れてる駅だ。

府中本町の中央口に上がっていくとすぐ近くに大きな鳥居があった。ここは、府中大國魂神社。武蔵国の守り神として大國魂大神が祀られている、武蔵国では大國魂神社が総社となり、平安時代末期に著名な六カ所の神社を合祀して、武蔵六所宮と呼ばれるようになった。

府中大國魂神社。第12代景行天皇41年(111年)5月5日大神の託宣によって創立され、武蔵国造が代々奉仕して祭務を司った。

大國魂神社は、武蔵の国魂と仰いで鎮祭し祀った神社。

住吉神社の本社は、大阪住吉区にありその分霊を祀っている。祭神の三筒男は神功皇后三韓御征伐の皇軍を守護し給うに神で、海上守護の神、除災招福の神として崇敬されている。大鷲神社の本社は大阪堺市の大鳥神社でその分霊を祀っている。

住吉神社・大鷲神社。祭神は表筒男命・中筒男命・底筒男命・大鷲大神。

徳川家康が関ヶ原の戦いや、大坂の陣の戦勝祈願成就の御例として馬場を献上し、本殿や拝殿、桜門を修繕や増築をしている。1871年に武蔵総社大國魂神社と改称し現在に至っている。その後孝徳天皇の御代に至り、大化の改新により武蔵の国府がこの地に置かれて、この社を斎場として国司が祭祀を奉仕して祭務を司った。

大國魂神社拝殿。構造は流造・切妻千鳥破風・銅板葺素木造。

廻廊。明治維新100年を記念して昭和44年に新築された。

中雀門。明治維新100年記念として昭和44年に建て替える。

宝物殿。氏子崇敬社により昭和49年に創建された。校倉様式で内部は火災、盗難、防湿等最新の設備が施されている。

1階には八基の神輿と大太鼓が格納されている。

この手水舎は平成23年大國魂神社御鎮座壱千九百年記念の際に改修が行われ、随神門外側西参道角に移設された。獅子や龍、獏や鳳凰等の彫刻が施されている

軍艦多摩戦没者慰霊碑。第二次世界大戦時に沈没した軽巡洋艦「多摩」の戦没者を祀った慰霊碑。平成26年多摩沈没70年を機に建立された。

日露戦役記念碑。石碑表には、元師・伯爵野津道貫の書により「日露戦役記念」裏面には、米庵流の書家本田退庵の書による出征軍人の名が刻まれている。他に北多摩郡従軍彰功碑が建つ。

大鳥居。御影石製では日本一と言われている。

府中大國神社の詳細はこちらのサイトから。

武蔵国府跡。謎の空き地。国府という奈良時代から平安時代に置かれた施設の跡地ということらしい。詳しくは下の案内板を読んでください。

今回も予定通り走り切ることができた。川崎市は沿線上に名所や見どころがなくほとんど住宅地を走ったが、府中市に入ったら由緒ある寺院や神社があり、ここの歴史を知ることができた。周辺には京王線や西武多摩線なども走っており、もう少し場所を調べて、鉄道の方も動画や画像を撮りたかった。帰りは武蔵野線に乗って帰りましたが、その前に東京競馬場で馬券を購入したかどうかは秘密。

▼府中本町駅は武蔵野線に始発駅。

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