鉄道沿線RUN 東武日光線 栃木駅→合戦場駅を走る

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栃木城址公園を跡にし、住宅地から街なかに入り商店街を走ると赤い鳥居が出現。

1740年巴波川の大洪水の際猿の形をした石が流れ着いた。その時塩を商っていた七左衛門という者がその石を祭り塩を供えて大切にした。それ以来ご利益が次々と起こるようになった。徳川吉宗の時代に塩庚申として広く知られるようになった。元気で寿命を全うできるようピンピンコロリの庚申様と親しまれ、御神体として大切に祀られている。

塩庚申神社。悪病も七日で治るなどありがたいことが次々と起こる石が祀られているパワースポット神社。

この神社の裏側には広々とした公園がある。うずま公園だ。

ここにある川で舟下りができるのか舟の乗り場がある。

巴波川。栃木市を流れる1級河川。江戸時代船運で発展した歴史ある川。

蔵の街遊覧船がのんびりと巴波川を下っている。

栃木市は江戸時代から昭和初期まで江戸との舟運で発展した問屋町。江戸からの荷物は日光御用荷物や塩・鮮魚・ろう・油・黒砂糖などで、栃木からの荷物は木材・薪炭・米・麦・麻・木綿・タバコ・石灰・瓦などであった。北関東屈指の商業都市として知られ現在でも小江戸と呼ばれている。舟運を再現する遊覧船で蔵の街の風景を楽しむことができる。

巴波川沿いには栃木三河岸といわれる栃木河岸・片柳河岸・平柳河岸があり賑わっていた。巴波川は上流約3キロメートルの川原田町に源を発している。かつてはいたるところに湧水があり水流に力を与え流れが速かった。

川にはカモや鯉が観光客が与えるエサを求め泳いでいる。

鯉のぼりのシーズンには、巴波川に約1000匹の鯉のぼりが約600mにわたって吊るされる。色とりどりの鯉のぼりが風に乗り泳ぐ姿は、春の風物詩。

蔵の街遊覧船乗り場。乗船料大人1,000円 小人700円。毎日運航。

出航までの間の待合所。

小江戸の街並みをゆっくり船で下る。

遊歩道が整備された巴波川のほとりを、幸来橋がある方面に走ってみる。すると吉屋信子生誕100年記念碑という案内板がかかる、ポケットパークがある。

吉屋信子というのは栃木で暮らしていた地元では有名な日本の小説家のようだ。

この3つの鬼瓦は栃木瓦といって、栃木市北西部の箱の森、野中、新井町などで瓦に適した粘土や燃料となる材木を産み出す山があり、瓦製造は江戸時代に多く生産し隆盛を極めた。中央の鬼瓦は大棟に使用する鬼面付き鬼瓦で、左右は菊水化粧鬼瓦といって主に玄関に用いられる。

栃木瓦。鬼瓦は住まいを守る守護神であり勇壮・華麗さを誇る。

黒塀と白壁の土蔵の姿が巴波川の水面にうつる風景は、栃木の代表的な景観として人気のスポットだ。

幸来橋付近にある塚田歴史伝説館。塚田家は江戸時代の後期から木材回漕問屋を営む大商人だった。木材を巴波川から利根川を経由して運んだ。現在は資料館として蔵の中で塚田家に家宝や資料を公開している。また栃木市の歴史や祭りなど地域の伝統や文化を学ぶことができる。

塚田歴史伝説館。豪商塚田家の歴史と栃木市の魅力を知ることができる博物館。入館料大人700円。小人350円。

幸来橋から巴波川沿いに120メートルの黒塀が続く。蔵造りの建物沿いを走る。

ミツワ通りという商店街を走る。

栃木駅近くに出た。新栃木駅と違い駅周辺は商業施設や商店が立ち並んでいる。

栃木駅は、南口と違い蔵造りの街があることからかこちら口のほうが発展している。

栃木駅にゴールした!!ぶらり立ち寄りながら約10km完走。

蔵の街栃木は穏やかな流れの歴史ある川沿いを、江戸時代の風情がある景観が楽しめるところだった。黒塀と白壁の土蔵は、江戸時代の姿を残すもので筆者が好きな風景だ。仏閣も多く歴史を思わせる街並みで、観光目的で来るには充分な環境だ。東武鉄道で発行しているお得きっぷを探して今度遊びに行ってみたい。

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