大塚台公園。少し走ると線路沿いに公園が現れる。ケヤキやイチョウが植林され、ソメイヨシノやツツジ、アジサイもあり、春から夏にかけて華やぐようだ。

SLが展示されている。

昭和48年に函館から運ばれて来たようです。C58は北海道で昭和51年まで走っていたそうだ。

この先大塚駅のようだが、脇道に入ってみる。

天祖神社は昔の巣鴨村、今の巣鴨周辺の鎮守さまで、伊勢の皇大神宮の神さまとして、お祀りしたのが最初だと伝えられている。御祭神は天照大御神。

創立は700年前伊勢の皇大神宮の御分霊を観請したことが始まりとされている。御社殿は現在改修工事中だった。

お参りする人も多数いるようで、たくさんのおみくじが結ばれている。

細い路地には飲食店や商店が並ぶ。


都電荒川線は駅ビルと商店街の間を走り抜けている。



大塚駅は山手線の駅も乗り入れている。

駅前には大きな商業ビルがあり、賑やかだ。
都心を抜けこの先下町へと向かう都電荒川線。

線路沿いに多くの人が行列している。

おにぎりの有名店「ぼんご」。ぼんごは創業60年の老舗おにぎり屋。テレビや雑誌などマスコミでもお馴染みの人気店でした。

大塚駅を出るとマンションが立ち並ぶ道路だ。
都電荒川線の駅に入るにはこうした歩行者専用通路が多いね。

巣鴨新田駅。

駅の横は区立高校。通学には便利。

踏切りを渡り線路沿いを走る。


沿線の道路は途中で途切れ踏切を横断しながら線路沿いを走る。

目的地駅の庚申塚駅。駅に直結している売店がある。

おしるこやおはぎ、饅頭にアイスクリームが売られている。

ベンチに座って休憩しながら食べられるようになっている。抹茶と一緒におはぎでも食べて、都電を待つのは風情があるね。
都電荒川線で巣鴨地蔵商店街やとげぬき地蔵尊高岩寺に行くには、この庚申塚駅がいちばん近い最寄りの駅だ。

駅から商店街に行く途中に、猿田彦大神庚申堂という庚申塚がある。庚申塚駅の名の由来はここなのか!?

ここは中山道板橋の宿場にも近く、右に向かえば花の名所「飛鳥山」、紅葉の王子にでる王子道の道しるべを兼ねた庚申塔が建っていました。庚申塚は広重の浮世絵にも描かれています。現在は庚申堂に猿田彦大神を合祀しています。猿田彦大神とは日本神話に登場する神様です。天孫降臨の際に道案内をしたということから、道の神、旅人の神とされるようになり道祖神と同一視されました。(巣鴨地蔵商店街ホームページより紹介)

▼巣鴨の庚申塚。猿田彦大神を祭神とする庚申塔を奉安するお堂で、現庚申堂は1657年に建立され、昭和51年に再建した。

巣鴨庚申塚は江戸時代中山道の立寄り場として栄え、旅人の休憩所として簡単な茶店も設け、場所を指す地名として発展した。庚申塚では人足や馬の世話をしており、江戸名所図会でそれらの様子がにぎやかに描かれている。

庚申塚駅から高岩寺まで続く巣鴨地蔵商店街は全長780m、約200店舗が軒を連ねる人情商店街。和菓子や洋菓子、煎餅やパン屋など名物店も多く人が絶えない賑やかな商店街だ。沿線の魅力を探しに途中下車して、散策してみよう。

とげぬき地蔵尊の名で知られる高岩寺は、1891年に移転してきた。

その後祈願するとご利益があるとされ、江戸時代大名屋敷の女中が針を誤飲して、地蔵菩薩の御影を飲ませたところ針を吐き出すことができたことから、とげぬき地蔵と呼ばれるようになったと伝えられている。病にも効果があるとされ高齢者を始め、多くの参拝者が訪れる。

今回の鉄道沿線ランニング、都電荒川線は都心から下町へ向かう区間、若者の街からお年寄りの街へと様変わりする風景は興味深い。大塚駅あたりから急に年齢層が変わり、街の風景も変わったような気がしました。庚申塚駅の先には王子駅や荒川遊園、尾久や町屋など、どっぷりとつかった下町に向かって行く。この先の沿線もぶらっと走って小さな名所を発見しに行きたいと思いました。
