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新生銀行は、上記で述べたように冬の金利アップキャンペーンにより、インターネット限定の円定期預金5年ものが1.2%で利率はトップだ。1,000万円を預ければ5年後の満期受取りが480,000円(税引)になる。1年ものでも0.8%なので短期間に利息を受取りたいならすぐにでも申し込みたい。
オリックス銀行も毎月じわじわと金利を引上げ、新生銀行の引上げに連れて1年ものを0.85%に引上げ、短期のものではネットバンキングの中では上位の水準だ。1月までに金利を確定し2月・3月は据え置いた。スーパー定期1年ものを1,000万円預ければ68,000円(税引)も利息が受け取れる。つなぎで預金をするならオリックス銀行のスーパー定期1年ものがいいだろう。
ソニー銀行も短期の円定期預金1年ものも、新生銀行の円定期預金1年ものに合わせて0.8%。1,000万円を預ければ68,000円(税引)の利息が受け取れる。つなぎの定期預金にするなら、オリックス銀行同様にソニー銀行がおすすめだ。
香川銀行セルフうどん支店は、2月一気に金利を引き上げた。超金利トッピング定期預金1年ものを0.3%上げ0.75%に。金利トッピング定期預金1年ものと2年ものをそれぞれ0.7%とした。ただ、他のネットバンキングに比べまだ低い水準のため来月以降の上昇が期待できる。
愛媛銀行八十八カ所支店は、100万円以上の定期預金1年ものの特別金利が0.85%。他行の利上げに合わせるように健闘している。1年もので見れば新生銀行を抜き上位の水準にいる。香川セルフうどん支店同様、地銀としては県外からの預金も集めたいから金利の引き上げを図っているのだろう。今後中長期の定期預金金利の利上げに期待したい。
あおぞら銀行の円定期預金「BANKThe定期(BANK口座限定)」は一定まで上昇したあと金利を据え置いていたが、今月は6ヶ月ものが下がったものの、1年ものから5年ものが上昇した。3年ものは0.3%上がり0.85%。5年ものは0.35%上がり0.95%で高利息になり今後1%を超えて来そうだ。
そしてハナ信用組合が新たなキャンペーンで、定期預金金利を大きく上げてきた。1年•2年•3年ものの利率を一気に0.7%引き上げそれぞれ1.2%•1.3%•1.4%とした。1,000万円を1年もので預ければ年間で税引き後95,600円。3年間ものなら満期に約334,500円の利息が受け取れる。従来の3年ものより18万円も多い利息がもらえる。このキャンペーンの取扱期間は2025年2月28日〜2025年9月30日までとなっている組合員限定の商品である。筆者は昨年5月に加入したが、いったん解約して、また入り直そうかと思っている。個人向け国債と違い、解約しても預入れ期間分の減額した利息をもらうことができるのでありがたい。
ネット銀行の多くは店舗や窓口を持たないインターネットでの取引きとなる。入出金や振込みなどの制限や手数料については各行により違いがあり、これらの銀行には専用のATMがあまりないため、コンビニや提携金融機関のATMを利用する。香川銀行セルフうどん支店は提携金融機関でも入出金できる。またソニー銀行や愛媛銀行八十八カ所支店はコンビニやゆうちょ銀行他のATMで入出金できるが、月4回までが無料で5回目からは手数料がかかるという制限付き。
オリックス銀行はキャッシュカードがなく完全振込み型になるため、引き出したい場合は、他金融機関の口座にいったん振込み後引き出すしかない。月2回まで無料で3回目からは220円の手数料がかかる。
ネット銀行によるインターネット取引きは、この他にも多くの金融機関で実施しており、サービスも各行取り揃えている。金利も毎月変動しているから、より高い金利を選び利息を取得したい。
3.金利だけではなく優遇サービスの充実も重視
筆者がメインで利用している新生銀行であるが、ここのサービスはありがたい。他行同様入出金や振込みに制限があるが、取引きや残高などに応じてサービスが優遇される、ステップアッププログラムという、一番下のスタンダードから最高位のダイヤモンドまで5ランクのステージがある。
一定の条件をクリアしたため現在ダイヤモンドというステージになっているが、入出金がコンビニのATMなどでいつでも無料で利用できる。更にオンラインから他行宛振込手数料が月10回まで無料という優遇サービスが提供される。いちいち窓口まで行かずスマホからできるので大変便利だ。
ネット銀行によるインターネット取引きは、この他にも多くの金融機関で実施しており、サービスも各行取り揃えている。金利も毎月変動しているから、より高い金利を選び利息を取得したい。
4.懸賞金付定期預金はわくわく楽しい
[城南信用金庫]
【3月期】
懸賞金付き定期預金スーパードリーム |
1年 0.125%→0.250% |
1等賞 10万円 |
30周年感謝賞:50,000円相当 |
2等賞 1万円 |
3等賞 1,000円 |
城南特選グルメ賞 |
取扱期間 2025年3月31日まで
抽せん日 2025年5月19日
さてなぜか城南信用金庫。都内を中心に展開する信用金庫であるが、ここの推しは懸賞金付きの定期預金だ。懸賞金やグルメギフトなどが当たる抽せん権が10万円に付き1本もらえる。そして定期預金金利が0.125%から0.25%に上昇した。100万円預ければ2,000円の利息がもらえる。
当選金は1等が10万円。一番低い金額は3等賞の1,000円で、100本につき必ず1本は3等賞が当たる。また100本につき30%くらいの確率で3,000円相当のグルメギフトが当たる。ただし当選金は定期預金が満期になった時点で支払われるため、中途解約をすると当選した賞品はもらえるが、当選金は無効になってしまうので注意が必要だ。
この懸賞金付定期預金は年2回募集している。1,000万円預ければ金利で1万円、当選金は最低でも年間1,600円(税引き後)もらえて、グルメギフトやお米も当選するかもしれない。また懸賞金も2等1万円、1等10万円が当たるかもしれないという楽しみがあり、わくわくしておもしろい定期預金。来年5月抽選の第61回は、30周年感謝賞という50,000円相当の、有名レストランディナー招待券が懸賞に組み込まれた。ささやかだけど夢を買うのも楽しめる。