配当•利息で旅行に行こう 2025年3月版(個人向け国債•銀行金利•株主優待)

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国が発行する元本保証の個人向け国債

1.1.変動金利・固定金利とも上昇高水準継続! 
第179回 年率0.83%
第180回 年率0.92%
第167回年率0.89%
第168回年率1.03%
第177回 年率0.74%
第178回 年率0.87%

個人向け国債は、国が発行する債権で国が破綻しない限り、元本は保証されるので、株式投資のようなリスクはない。変動金利型なら10年満期になり金利が上がれば受取る配当金が上がり、下がれば配当金も下がるしくみで、0.92%でも半年後には倍に上がり、逆に半分に下がってたりするかもしれない。固定金利型であれば3月募集が、5年満期で年1.03%の利息が保証される。1,000万円預ければ年間で税引き後82,400円なので半年ごとに41,200円受け取れる。

2月に続き今月も変動金利型・固定金利型とも、追加利上げによる金融政策で銀行金利が上昇するのに合わせ、個人向け国債も高水準で上昇している。固定金利5年ものはとうとう1%を超えた。1%台となるのは実に2008年7月以来。銀行の預金も1%を超えてくるものがあり、すぐに運用を考えているならどちらにするか迷いどころだ。上昇局面であるため、もう少し待ってみるのも手かもしれない。下の数字は個人向け国債の昨年の利率の動向であるが変動金利型は約2倍に上がった。

固定型金利は1年前の3月に比べ3年ものが5.4倍。5年ものは3.1倍に上昇した。もし昨年3月に固定金利型を購入しているなら、配当金を返還してでも買い替えた方が、今後多くの配当金が受けられる。筆者もこれほどまでに上昇するとは思わなかったので、個人向け国債を繰り返し買い替えていた。高いと思っていた金利も低くなり、とうとう半値になってしまったものもある。昨年5月に購入したものもあるが、もし2ヶ月先も1%を超える水準であるなら、配当金を返還してでも買い替えをしたい。

銀行預金金利も個人向け国債も現在上昇局面を迎えている。日銀は追加利上げを年末にする可能性があるとし、来年までに政策金利を1.5%程度にしたい意向を示した。すぐに解約できず、解約には配当金も返還しなくてはならない個人向け国債は、買い替えはすすめるが、新規の購入は今すぐにしなくても良いかもしれない。先に述べたように、銀行金利は6ヶ月ものや1年ものの金利が高い。定期預金を短期で資金を回し、有利な場面で個人向け国債を購入し、高配当を得るといった戦略にしていきたい。

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