新生銀行は、毎月定期預金金利を改定し、7月は6ヶ月もので0.83%から1.00%で大台に乗せ1年以内の短期の定期預金金利で他行を上回る。また5年ものを0.35%引上げ1.10%として高水準に。1年ものでも0.85%で1%の大台に乗せてきそうだ。新生銀行は定期預金の高金利設定を、他行より先駆けて行うことによって預金者の維持と獲得を図る。今後も預金引上げ期待したい。
オリックス銀行も1年ものが0.85%と高い水準を維持している。スーパー定期1年ものを1,000万円預ければ、68,000円(税引)も利息が受け取れる。つなぎで預金をするならオリックス銀行のスーパー定期1年ものがいいだろう。ただここのところ、中長期の金利が据え置かれており、少し物足りない感じがする。日銀の利上げが決定されれば、金利の1%超えが期待できそうだ。
ソニー銀行は、短期の円定期預金1年ものが期間限定で0.8%と高水準。長期金利は5年ものが0.5%で受取り利息の魅力が低い。これから定期預金を考えているなら1年もの以外のものなら、他の金融機関の方がいいだろう。
香川銀行セルフうどん支店は、金利トッピング定期預金を、全期間で0.7%に揃え高金利を維持。100万円以内の低い預金金額であるが、超金利トッピング定期預金1年ものが、1.0%と高水準。資金が少ない人にはうれしい定期預金だ。地銀としては県外からの預金も集めたいから金利の引き上げを図っているのだろう。
愛媛銀行八十八カ所支店は、今月も金利が据え置かれたが、100万円以上の定期預金1年ものの特別金利は0.85%と健闘している。ただ3年〜5年ものの金利が低く、香川セルフうどん支店やオリックス銀行下回る。今後日銀の利上げによる、中長期の定期預金金利の利上げに期待したい。
あおぞら銀行の円定期預金「BANKThe定期(BANK口座限定)」は他行と違い、預金期間が長くなるほど金利が高く、5年ものが0.95%。しかも半年複利型なので半年分の利息も元金に合算され、次回の利息にも反映される。100万円預ければ満期時に38,669円(税引き後)の利息が受け取れる。
ハナ信用組合は、上記でも述べたように、定期預金の1年•2年•3年ものの利率が高く、それぞれ1.2%•1.3%•1.4%の高金利。1,000万円を1年もので預ければ年間で税引き後95,600円。3年間ものなら満期に約334,500円の利息が受け取れる。このキャンペーンの取扱期間は2025年2月28日〜2025年9月30日までとなっている組合員限定の商品である。筆者は昨年5月に加入したが、いったん解約して先月3年ものに入り直した。個人向け国債と違い、解約しても預入れ期間分の減額した利息をもらうことができた。
ネット銀行の多くは店舗や窓口を持たないインターネットでの取引きとなる。入出金や振込みなどの制限や手数料については各行により違いがあり、これらの銀行には専用のATMがあまりないため、コンビニや提携金融機関のATMを利用する。香川銀行セルフうどん支店は提携金融機関でも入出金できる。またソニー銀行や愛媛銀行八十八カ所支店はコンビニやゆうちょ銀行他のATMで入出金できるが、月4回までが無料で5回目からは手数料がかかるという制限付き。
オリックス銀行はキャッシュカードがなく完全振込み型になるため、引き出したい場合は、他金融機関の口座にいったん振込み後引き出すしかない。月2回まで無料で3回目からは220円の手数料がかかる。
ネット銀行によるインターネット取引きは、この他にも多くの金融機関で実施しており、サービスも各行取り揃えている。金利も毎月変動しているから、より高い金利を選び利息を取得したい。
目 次
3.金利だけではなく優遇サービスの充実も重視
筆者がメインで利用している新生銀行であるが、ここのサービスはありがたい。他行同様入出金や振込みに制限があるが、取引きや残高などに応じてサービスが優遇される、ステップアッププログラムという、一番下のスタンダードから最高位のダイヤモンドまで5ランクのステージがある。
一定の条件をクリアしたため現在ダイヤモンドというステージになっているが、入出金がコンビニのATMなどでいつでも無料で利用できる。更にオンラインから他行宛振込手数料が月10回まで無料という優遇サービスが提供される。いちいち窓口まで行かずスマホからできるので大変便利だ。
ネット銀行によるインターネット取引きは、この他にも多くの金融機関で実施しており、サービスも各行取り揃えている。金利も毎月変動しているから、より高い金利を選び利息を取得したい。
4.懸賞金付定期預金はわくわく楽しい
[城南信用金庫]
【7月期】
懸賞金付き定期預金スーパードリーム |
1年 0.125%→0.250% |
1等賞 10万円 |
創立80周年記念特別賞:8万円 |
2等賞 1万円 |
3等賞 1,000円 |
城南特選グルメ賞 |
取扱期間 2025年9月30日まで
抽せん日 2025年10月20日
さてなぜか城南信用金庫。都内を中心に展開する信用金庫であるが、ここの推しは懸賞金付きの定期預金だ。懸賞金やグルメギフトなどが当たる抽せん権が10万円に付き1本もらえる。そして定期預金金利が0.125%から0.25%に上昇した。100万円預ければ2,000円の利息がもらえる。
当選金は1等が10万円。一番低い金額は3等賞の1,000円で、100本につき必ず1本は3等賞が当たる。また100本につき30%くらいの確率で3,000円相当のグルメギフトが当たる。ただし当選金は定期預金が満期になった時点で支払われるため、中途解約をすると当選した賞品はもらえるが、当選金は無効になってしまうので注意が必要だ。1,000万円を抽選終了後すぐに解約したければ、10万円を100口に分けて申込み、当選した以外の分を中途解約すれば良い。
この懸賞金付定期預金は年2回募集している。1,000万円預ければ金利で1万円、当選金は最低でも年間1,600円(税引き後)もらえて、グルメギフトも当選するかもしれない。また懸賞金も2等1万円、1等10万円が当たるかもしれないという楽しみがあり、わくわくしておもしろい定期預金。今年10月抽選の第62回は、創立80周年記念特別賞という80,000円相当の、懸賞金が組み込まれた。少ない預金で一攫千金の夢を買うのも楽しめる。