配当•利息で旅行に行こう 2025年7月版(個人向け国債•銀行金利•株主優待)

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乗物旅行好きなら保有したい銘柄期待の8社

1.日経平均株価は米経済後退の警戒感薄れ40,000円台回復

最後は株式投資。今年に入り、米トランプ大統領の高関税政策による、世界経済を巡る不確実性が深まり連日急落した。しかし各国で関税交渉を協議して見直すことにより、過度な警戒感が和らぎ、ニューヨーク株はハイテク株を中心に買いが広がり、ダウ平均株価は4ヶ月ぶりに44,000ドル台を回復。アメリカ経済の後退懸念が払拭され、日経平均株価も値を戻し、約5ヶ月ぶりに40,000円台を回復した。世界経済は依然として不確実性があるものの、投資家はリスクを選択し、買いを進めているようだ。

下記の8銘柄は以前から注目している交通系銘柄であるが、8社合計の株価は20,161円。これを全て100株づつ購入した場合、7月2日現在の株価で2,016,100円。現在の配当金で1年保有すれば50,300円受取れ、配当利回りが2.49%で定期預金などに比べ高配当だ。しかも株主優待ももらえるからかなり贅沢な旅行ができる。先月も述べたように、長期保有のつもりならば、元本割れなどの多少のリスクも織り込んで購入したら良いと思う。

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2.円安で外国人旅行者数増加 交通系企業好調で増配

昨年11月に米トランプ大統領新政権が発足し、米国の経済が上向くとの期待感から昨年の夏場に急落した株価も買い戻され、年末まで回復し40,000円台を付け、年末の終値としては35年ぶりの高値となった。年始になっても堅調な相場が続いていたが、トランプ大統領が次々と打ち出す関税策に景気減速懸念が広がり、4月7日には一時30,792円という安値を付けた。

その後は米政府が相互関税の停止延長や各国との協議をすることにより、世界経済後退の減速懸念が後退。過度のインフレ警戒感も和らぎニューヨークダウが回復を続け、日本市場もその流れを受け回復基調を辿り、ハイテク株を中心に幅広い銘柄に買いが入り、6月27日には40,000円台を回復、30日には40,852円を付け、今年の最高値を更新した。しかし7月に入り1日が501円安、2日が223円安で再び40,000円台を割る。

トランプ大統領の日本に対する関税引き上げを示唆したことで、景気後退の懸念が再燃したことから売りが広がった。ただここのところ株式市場も、4月7日に付けた安値30,792円から6月30日までの期間で10,000円も上げ、過熱感がある。年末年始に意識された40,000円台を回復し、もう一段の上げが期待されたがやはり、意識された価格なのか売りが優勢になる。トランプ関税に揺さぶられている感も否めないが、40,000円台で跳ね返されているとまた、35,000円台くらいまで急落しそうだ。

注目の交通銘柄8社については、4月の急落にも耐え好調な企業業績を背景に、増配も実施し、8社合計の配当利回りは2.49%と、定期預金や個人向け国債よりはるかに高利回りだ。各社決算発表まで値を上げていたが、先月調査の6月4日から7月2日までの期間は238円上がった。この先9月に優待取りがあり上昇も期待できるが、それまでに再び急落するような気がする。

ただ4月の急落の際交通系銘柄は大して影響はなかったので、長期保有のつもりならば、元本割れなどのリスクを織り込んで購入しても良いだろう。7月2日終値の対象銘柄の株価は以下の通り。上記でも述べたが、8社合計の株価は20,161円。配当利回りは2.49%。3月の優待取りの権利落ち後値下がりを期待したが、外国人観光客の増加などで業績も好調で株価も上昇。各社揃って年間配当が増額となった。

【日経平均株価】

6/4株価:37,503円   7/2株価:39,762円

6/4株価:2,969円7/2株価:3,195円
年初来高値3,313円(4/4)
年初来安値2,626円(1/17)
株主優待運賃・料金割引券 
所有株式数300株ごとに1枚
権利獲得月3月
年間配当1株 62円
6/4株価:2,498円7/2株価:2,475円
年初来高値2,744円(3/21)
年初来安値2,352円(4/7)
株主優待東武線全線優待乗車証
所有株式数100株2枚(100株保有は3月のみ)
権利獲得月3月末/9月末
年間配当1株 65円
6/4株価:1,648円7/2株価:1,665円
年初来高値1,659円(4/23)
年初来安値1,386円(1/20)
株主優待小田急線全線優待乗車
所有株式数500株4枚
権利獲得月3月末/9月末
年間配当1株 50円 
6/4株価:3,853円7/2株価:3,835円
年初来高値4,281円(4/23)
年初来安値3,613円(2/20)
カード1枚
権利獲得月:3月末/9月末
阪急阪神共通回数カード
株主優待
所有株式数
100株2回乗車分
所有株式数100株2回乗車分カード1枚
権利獲得月3月末/9月末
年間配当1株 100円
6/4株価:1,621円 7/2株価:1,619円
年初来高値1,851円(3/27)
年初来安値1,636円(4/7)
株主優待乗車証観光施設優待利用券の冊子
所有株式数200株1冊(200株保有は3月のみ)
権利獲得月3月末/9月末
年間配当1株 40円
6/4株価:1,495円7/2株価:1,523円
年初来高値1,606円(2/21)
年初来安値1,248円(1/14)
株主優待電車・バス全線きっぷ
所有株式数100株2枚(100株保有は3月のみ)
権利獲得月3月末/9月末
年間配当1株 34円
6/4株価:2,841円7/2株価:2,903円
年初来高値2,968円(2/26)
年初来安値2,510円(4/7)
株主優待航空運賃割引券
所有株式数100株1枚
権利獲得月3月末/9月末
年間配当1株 60円
6/4株価:2,998円 7/2株価:2,956円
年初来高値2,790円(5/7)
年初来安値2,205円(4/7)
株主優待国内線航空運賃50%割引券
所有株式数100株1枚(100株保有は3月のみ)
権利獲得月3月末/9月末
年間配当1株 92円

今回もいろいろと個人的な見解を述べたが、株は自己責任で投資を行なうようにしてください。

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