伊豆修善寺温泉 ミシュラン2つ星コース散策

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修善寺温泉の中心部を流れる桂川に架かる渡月橋。良縁祈願のご利益があるとされる。修善寺には縁結びの橋の言い伝えがある。桂川にかかる5つ全ての橋を願いをかけながら渡ると、恋が実ると言われている。向こう側に見える橋は虎渓橋。別名あこがれ橋と呼ばれ、恋愛成就の橋と言われている。

渡月橋。恋の橋めぐりの1つ良縁祈願のご利益がある。

渡月橋はとげつばしといい、別名みそめ橋とも呼ばれている。

渡月橋を渡り、鎌倉二代将軍源頼家の墓や、北条政子が建立した経堂に行ってみる。

昭和の頃の温泉街あったレトロなお店が並ぶ。

先を歩くと独鈷の湯公園があり、この公園にはテラスと足湯が設置され(『リバーテラス・杉の湯』)、桂川のせせらぎ、独鈷の湯を眺めながらゆったりと過ごすことができる。

独鈷の湯公園。遠くに修禅寺が見える。

源頼家の墓や指月殿がある源氏公園。この先、匠の灯り径はライトアップポイント。修善寺の伝統工芸である、修善寺和紙と修善寺麦藁細工、竹灯りのコラボが見どころ。

北条氏との確執で、病気を理由に修善寺に配流された頼家は、1204年入浴中に暗殺された。鎌倉時代の吾妻鏡によると、この6日後、頼家の家臣らは謀反を企てたが、挙兵以前に発覚して、相州金窪太郎行親らに殺されたことが記されている。この墓はその頼家の家臣13名の墓と伝えられている。

源頼家の家臣 十三士の墓。

父頼朝の後をついで18歳で鎌倉幕府の二代将軍となった頼家は、父の没後に専横になった北條氏を押さえて幕府の基礎づくりに懸命であったが、大きく揺れ動く時流と、醜い駆け引きに終始する戦争に破れ、在位わずか6年で修善寺に流され、1204年祖父北条時政に暗殺された。

この石柱は1703年頼家公500回忌にあたって、当時の修禅寺筏山智船和尚が建てた供養塔であり、墓はその裏にある2基の小さな五輪石塔である。。

鎌倉幕府2代将軍源頼家の墓。修禅寺と対面する鹿山のふもと、指月殿に隣接している。

指月殿は、この地で非業の死を遂げた鎌倉幕府2代将軍頼家の冥福を祈り、母北条政子が建立したもので、伊豆最古の木造建築と言われている。建立の際、政子が寄進した宋版大蔵経は、大半が散失し僅か8巻しか残っていない。

指月殿。指月とは経典を意味し、禅家が愛用している不立文字を解く言葉である。

本尊の釈迦如来坐像は、寄木造りで高さ203センチ、持ち物のないはずの釈迦像が右手に蓮の花を持っているのが特徴だ。指月殿の扁額の実物は、宋の名僧一寧一山の書といわれ、修禅寺本堂に保存されている。

指月殿から恋が実ると言われている5つの橋のひとつ虎渓橋を渡り、桂川沿いの遊歩道にある竹林の小径を散策。竹林の小径には懐かしい茶処や火の見櫓が見られる

▼竹林の小径。日没後ライトアップされ、幻想的な光景のアートスポットになる。

1994年から3年間整備された遊歩道は、左右に見事な竹林が立ち並ぶ石畳の道。

楓橋。恋の橋めぐりの4つ目で、別名よりそい橋と呼ばれ、結婚祈願のご利益がある橋。

向こうに見えるのが桂橋。桂川沿いの景観は春は桜、初夏は新録、秋は紅葉という四季を通じて楽しめる。恋の橋めぐりの橋の一つ。

桂橋。別名むすばれ橋。右側に竹林の小径がありつながっている。

竹林の小径と呼ばれる散策路は桂川上流の、ここの滝下橋まで続いている。

滝下橋。恋の橋巡りの5つ目の橋。別名安らぎの橋。

この近くにある赤蛙公園では、5月下旬から6月上旬にかけて、初夏の風物詩幻想的なホタルの舞が楽しめる。

滝下橋から来た道へ戻る。修善寺温泉には数多くの温泉が湧き出て、古くから湯治場として栄えた。川床から湧き出るとっこの湯は、807年に修善寺を訪れた弘法大師が、川の水で病の父の身体を洗う少年を見て、独鈷杵で岩盤を打ち温泉が出た。その湯に浸かったところ、父親の病気は治り温泉療法が広まったと伝えられている。現在とっこの湯は見学のみで、入浴や足湯として利用できない。

とっこの湯。弘法大師が発見したものと伝えられている。

昔、共同浴場として利用されていた河原湯は、平成22年に足湯としてオープンし散策の途中で、川のせせらぎを聞きながら楽しめる観光客に人気の場所。

河原湯(足湯)。とっこの湯のすぐ近くに足湯・河原湯がある。

これで、全てのミシュラン2つ星をめぐる温泉街散策コースの、スポットめぐりをすることができた。

来た道を辿り修善寺駅へ戻る。

修善寺駅に到着した。

駅には電車が出発を待っている。今度は普通列車の動画を撮影した。

伊豆の小京都と呼ばれる修善寺は、歴史と文化が数多く残り、美しい自然景観もあり京都を凝縮したような風情ある観光地だ。修善寺を代表する、名所をめぐるミシュラン2つ星の散策コースは、1時間30分という短い散策時間で周れるくらいの範囲であるが、多くの観光客で賑わっていた。特にカップルや夫婦などが多く、恋愛が成就したり夫婦円満など、縁結びの橋の5つの橋効果だろうか。今度は妻を連れて行ってみよう。

        変が叶うのか?    (-“-*)      

修善寺温泉への旅 過去記事はこちら。

レンタカー

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