1皿に4切れ乗った刺し身を買って家族でシェアした。量はこれくらいで充分。これで1000円くらいだ。この後気仙沼市内に向かう。
下の写真は気仙沼震災伝承館に併設している気仙沼向洋高校です。津波で4階まで被災した校舎が、被災直後の姿を留めたまま保存され、内部を観覧できるように整備されているようだ。

校舎の左上のコンクリが破損した部分は、冷凍倉庫が流れてきて、激突した衝撃で砕け散った。


気仙沼震災伝承館近くに灯台があるようなので、見学に立ち寄る。

灯台の中は立入禁止で登れません。

松林が並ぶ広場を抜けていくと、何やら銅像の横に変わった形の松の木の姿が見える。


この形の変わった木は津波に耐えて奇跡的に残った、たった1本の松の木。龍の形してることから龍の松とよばれている。

透き通る美しい海が広がるが、悪さしたのはこの海か。

1日目に宿泊するのは気仙沼市にある網元の宿磯村さん。気仙沼には仕事で何度も宿泊したことがあるけど、ビジネスホテルばかりだったから、海の幸を堪能できるような本格的な旅館は初めて。以前から気仙沼の海近くの宿に宿泊したいと思ってたから、ちょっと奮発して予約してみたのだ。

宿泊プランは、地元の新鮮食材ををふんだんに取り入れた海鮮磯御膳に地酒三種の飲み比べセットだ。

鮑にウニ、フカヒレ、生牡蠣、ホヤ、クジラの舌(サエズリ)など高級食材が並ぶ。ホヤはクセのある食材でスーパーで買うホヤは妻は全然食べなかったが、ここのホヤは甘くて美味しいと全部たいらげた。

フカヒレも絶品だった。いつも糸こんにゃくのような春雨のようなものばかりだったが、こればっかりはちゃんとした姿煮だった。

三種飲み比べは気仙沼を代表する地酒蒼天伝と水鳥記。まろやかに口当たりがいい。辛口はあまり好んで飲まないのだが、辛口の口当たりがいい酒は実はすごくスッキリとして旨い。三種ともそれぞれにスッキリ味やコクのある味、ツンとくる鼻先だけで楽しめる酒。口当たりが良く、この料理にこの酒はたまらんねえ。

1日目の観光レポートはここまで。2日目以降は復興の三陸旅 カッパやジブリに出会った思い出の東北旅行②に続く。
東日本大震災関連の過去記事です。